やっぱりあいかわらずなぼくら

たまにはお昼にいつもの違うの食べたいなぁと思いながら溜池山王近辺をぶらぶらしていると、遠くから揚げ物の香りが漂ってきます。思わず油の香りにつられて進むとお弁当を売る店員さんと天ぷら屋さんの暖簾を発見！




日本橋 天丼 金子屋さんでした。金子屋といえば日本橋では結構有名な天ぷら屋さんですよね。溜池にもオープンしていたとは知りませんでした。そういえば以前鳥酎でランチした時にここの前通ったのを忘れてました。食べないと覚えられないのかしら・・・ならば食べなければなりませんね！




先に3名の団体様が待っていたのでその後ろにならびつつ店内を見ると、黙々と天ぷらを揚げる職人さんの姿が見えます。和食の職人さんの後ろ姿はカッコいいですなぁ、見てて飽きません。そして待つほど5分程で席に案内して貰えました。




まずは注文前に黒豆茶で一息。寒かったから暖かいお茶が嬉しい、それに普通のお茶じゃなく黒豆茶ってのが良いですな。お金を取らない所にちょっとした違いがあると嬉しいものです。

ただできればカウンターで職人さんの仕事っぷりが見たかったのですが、ランチ時なのでテーブル席に相席となりちょっと残念。まわりの様子を伺うと、待っている方が3名の団体。そして先に食事していた方が退店しテーブル席が私1人。私が移動したらすぐ座れるだろうしここぞとばかりに店員さんにテーブル席から移りましょうかと提案。無事カウンターに移る事になりました。

お店の店員さんすごく恐縮してくれたのですが、こちらもカウンターに移動したい下心があったのでかえって恐縮してしまいました（汗）まぁ皆がハッピーなので良しとしましょう！




カウンターごしにごま油の良い香りに包まれながらメニューを確認。やっぱり天ぷらっていいお値段しますよねぇ、やっぱ油が高いからなのかな？ただ、このお店の雰囲気からするとリーズナブルなのかも。ここはオススメの天ばら丼をチョイス。黙々と揚げ続ける職人さんとてきぱきとご飯をよそうお姉さんのコンビネーションを堪能すること10分少々で天ばら丼着丼。




天ばら丼（￥９８０）

天丼のタネで蓋がしまってませんよ！（喜）
これこれ、やっぱ天丼はこういう最初のインパクトから楽しませてくれますよね。食欲がかきたてられます。




蓋を開けるとタレと油の香りに蒸気がむわ～と立ち上がってきてたまりません。天ぷらもぎっしり詰まってますねー。タネは小エビ、イカ、獅子唐に舞茸。そして真中に卵！卵の天ぷらって初めて食べますよ。

まずは下のご飯が見えないので天ぷらから頂きます。
衣はフリッターみたいにふかふかかと思えば、意外と薄め。でも剥がれないでしっかりしているのは揚げ方が上手なのかな？この衣が濃い目でキリッとしたタレを含んて美味しい。海老は小エビとはいえプリっとしているし、イカもやわらかく噛みきれないような事もありません。野菜の香りと風味もちょうど良いアクセントですね。




そしてある程度食べ進み城壁を崩したところで、本丸の卵へ突撃～！




こいつを崩して黄身が流れます。これは良い半熟卵。濃い目のタレと黄身とご飯が絡むを見てニンマリしてします。後は一心不乱に天ぷらとご飯をかきこめば幸せってなもんです。食べている途中であまり重さを感じないのは、天ぷらとご飯の間にゆずの皮と刻んだガリが敷いてあるからかな。特にゆずの風味はタレに良く合うしこれはひそかに名脇役といえるのでは？

最初から最後までモタれることなく完食できました。

ランチで４桁近い出費は中々高いですが、しっかりした仕事にテキパキした接客も感じが良く満足度は高かいかな。そういう意味ではコスパが良いと思いました。帰り際に席を譲ったことにお礼も言ってくれたしね。こういう小さな仕事の積み重ねが良いお店に繋がっていくと思います。

溜池方面にまた通いたいお店が増えちゃったなぁ～。

ごちそうさまでした。

天丼 金子屋 赤坂店 （天丼・天重 / 溜池山王駅、国会議事堂前駅、赤坂駅）
昼総合点★★★★☆ 4.3